シャララ隊長がソラシド市へやってきた。キラキラエナジーで防衛する夕凪ツバサの研究を知るために。シャララ隊長はソラ・ハレワタールが悩んでいることに気づいて、街を散策するなかで話しあう。そしてハレワタールは疑問をとくためにスキアヘッドと対話しようと試みるが……
鈴木正男コンテ。迷いをもつことに迷わなくなったハレワタールが敵にたちむかうクライマックスで、街全体を背景動画で動かして回りこむカメラワークが印象に残った。そのハレワタールのヒーローらしい言動も魅力はある。
しかし前回のラストでにおわせた、スキアヘッドが愛するもののために戦っているという謎は、敵に説明する必要はないという当然といえば当然の言葉でいなされてしまった。いやたしかにスキアヘッドのキャラクターからしても自然な回答ではあるが、物語としてこれでいいのかという疑問はおぼえる。
今回はシャララ隊長がハレワタールと会話する場面が多くて、逆にキャラクターの立場の違いが大きくないと会話が発生しづらく視聴者に情報がつたわりにくいことを実感した。それだけに、スキアヘッドが敵として会話を生まず物語に情報が足されない問題がいっそうきわだったように感じられた。