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上記エントリの件について、ひとまず出版社が明確な姿勢をとれたことは良かった。
しかし最初に「取消要請」を求められて「対応策を検討」と反応した山田宏氏とは別個に、石橋林太郎氏も「訂正すべき」「虚偽」と主張していたが、あまり注目されていない。
10年振りの大改訂とあったので、ポプラディアの改訂前の版(第2版)も確認したところ、現行のものと同様でした。
— 石橋林太郎 ISHIBASHI Rintaro(衆議院議員) (@1484_Rintaro) 2022年2月10日
「虚偽」だと判明していますし訂正すべきと思います。
学校用とのことなので、そこはしっかりして頂きたいです。
「虚偽」参考。政府答弁→https://t.co/0CpTE5OJU8 https://t.co/HjGnqOTGfO pic.twitter.com/OUwMbEvsIS
10年振りの大改訂とあったので、ポプラディアの改訂前の版(第2版)も確認したところ、現行のものと同様でした。
「虚偽」だと判明していますし訂正すべきと思います。
学校用とのことなので、そこはしっかりして頂きたいです。「虚偽」参考。政府答弁→https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b204097.htm
百科事典の記述として、おおむね現在の通説にそっていることは冒頭のエントリで歴史学会の声明や、歴史用語の原義などで紹介した。
一方、「虚偽」だという石橋氏の根拠は一年半前の政府答弁。これは当時に下記エントリで書いたように、質問と答弁そのものがかみあっていなかった。
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もっとも、内容がかみあわなくても、日本の過去の過ちを否認する方向性は同じ。仮にも野党である維新と日本政府の共同作業として報道や学問への攻撃がおこなわれた。
こうしてすでに教科書検定は学術的な根拠より政府答弁を優先するようになっている。今回のポプラ社は耐えることができたが、安心できる状態ではまったくない。