法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『魔法つかいプリキュア!』第27話 Let'sエンジョイ!魔法学校の夏休み!

みらいとリコはことはが、ことはをつれてひさしぶりに魔法学校をおとずれず。学校の環境は常春だが、時候として夏休みになっていた。
一方、最後の幹部が倒されたことで、闇の魔法使いから終わりなき混沌へと敵対勢力が交代。その幹部ラブーが初めて前線に出てくるが……


魔法学校への来訪は物語のメインではなく、次回へとつづく。しかし赤点仲間だったクラスメイトが堂々としている姿などは興味深いし、ことはがマホウ界のモブに驚かれることで特異性がよくわかる。始まった当初は使いきれるか不安だった二つの世界がある設定を、ちゃんとストーリーに組みこんで活用できている。
一方、敵対勢力についてはラブーの言動が消極的であるため、アクション作画の良さでしか印象がない*1。魔法使い側が調査している姿が序盤で描かれているので、なしくずしに正体を明かさず、シリーズ構成できちんと制御してくれると願いたいが。


敵が交代したのにあわせてか、EDが小変更。後半の、ステージのある場所が宇宙から海上にかわり、各プリキュアを正面からバストショットで映すカットを入れている。メリハリがついて悪くない。

*1:作画監督は赤田信人。ただ、エフェクトの描きこみは細かいが、炎などは平面的で作画スタイルとして古い。クレジットを見ても、それっぽいアニメーターが参加している様子がない。戦闘前半のミサイル攻撃は板岡錦のような奥行きだが、曲がらないのと、煙のかたちが違うし、クレジットもされていない。クレジット順がカット順だとすると、フィリピンアニメーターや、それとひとまとめにされているスタジオガッツやミュウの仕事だったりするのか。