いまのところ第1話だけならばシリーズ最高傑作。
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シリアスっぽさを抜けだすまで話数をかけすぎた1作目や、テーマを前面に出しすぎて主人公のキャラクターも弱すぎた2作目と比べて、初回から濃いキャラクターをはっきりさせ、物語のテンポもいい。
前フリの立て看板を映した直後に事件が起きたり、本拠地に乗りこんだ主人公が即座に拘束されたり、ストーリー進行によどみがなく、そのよどみのなさ自体が笑えて楽しい。漢字を能力に活用する設定に、モヂカラ*1か、はたまた漢神*2かと思えば、綴る!*3であったかと展開の早さに膝をうつ。
シリーズの売りの合体ギミックで意外な展開を見せるが、納得できる説明が事前に伏線としておりこまれていたりと、けっこう細部もていねい。
グラデーションで表現した頭髪に『アウトブレイク・カンパニー』を思い出していたら、キャラクターデザインが同じ豆塚隆だった。口のちいさいバランスは独特だが、適度に情報量の多いデザインが作品と合っているので、見ていると気にならなくなる。