プリキュアが5人組でライブした映像が話題になった。しかし過去も現在もキュアアイドルが中央でライブをしていることに素朴な疑問が出される。そしてメロロンがキュアズキューンをセンターに推したことから、あらためて誰がふさわしいのかセンター争いをおこなうことに。誰がセンターになっても素晴らしいライブになるだろうと悩む咲良うたは、アンケートをとってみることにしたが……
綾奈ゆにこ脚本で、現実のアイドルでは定番だが作品では必ずしも多くないセンター争いを主軸にした物語のなかで、おそらく新しい敵幹部の青年とレジェンドアイドルの青年の因縁の前振りを入れている。
当然のように咲良うたが変身するキュアアイドルがやはりセンターにふさわしいという結論になっていくわけだが、そこまでで想像されるさまざまなライブ風景がかわいらしいキャラクター作画で目を引いた。基本的にライブが必殺技のため3DCGで描画されるからこそ手描き作画で描かれるライブの魅力が出てくる。
日常に力を入れるエピソードながら、のもとゆうや演出のアクションも意外と力が入っていて、キュアキッスとキュアズキューンが戦うカットで一瞬ながらバレットタイム演出が登場したところが目を引いた。さすがに全話のアクションに力を入れたなかでも重要回だった『Ｇｏ！プリンセスプリキュア』第39話 *1ほどのすごさではないが。
