サブタイトルに嘘偽りなし。しかしその過程で充分に驚かせてくれた。
せまいセットなりに結婚式らしい情景をつくれていたし、そこから展開される誕生劇は映像として衝撃的。グリッタ嬢を性格的には可憐に描きつづけてきただけに、なかなか胸にくるものがある。
一種の内紛をつくことで、シュバルツ将軍が独自にトッキュウジャーと戦うことができて、しかもトッキュウオーを奪うにいたった展開も面白い。
さらに結末ではグリッタ嬢の望みが皮肉な形でかなえられたかのような情景が生まれる。この巨大ロボ戦は制作リソースをほとんど使わず、しっかり状況の変化と危機が感じられて素晴らしい。次回の新合体ロボ戦までのタメとしての役割を充分に果たした。