法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『伝説巨神イデオン』第29話 閃光の剣

板野サーカスが誕生した、作画オタクにとっては伝説的な回。
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バンダイチャンネルライブ配信で視聴した。
無料ライブ配信 バンダイチャンネル
1カットで回避から反撃まで見せたり、メカが過去回よりも画面奥まで飛行して奥行きある空間を描いたり、たしかに素晴らしい三次元戦闘ではあった。
しかし、毎日のように連続して視聴してから第29話を見ると、ブレイクスルーという感じではない。2クール目に入ってから、けっこう敵味方ともにミサイル攻撃をしかけあっていて、軌跡を煙で描く手法も使い続けていた。
そこにアディゴという高速戦闘を行う敵機が登場し、追撃するミサイルをかわす描写を過去回より高速で見せる必要にせまられた。そこで結果として板野サーカスが生まれたという感触があった。


ただ、出来が悪かったという印象でもない。少しずつ作画手法をとぎすませていった結果の到達点だったことが、連続視聴することで理解できた。
むしろ過去に同じ作画を見た時こそ、後の作品における板野サーカスと比較してしまい、評判ほど良くないと感じたものだ。