芸人のFUJIWARAがゲスト出演する回。
これまでのプリキュア芸人ゲスト回と同様、滑ってもゴリ押しで笑わせるタイプのゲストなので*1、作中の笑いが視聴者としてついていけなくても、それなりに納得はできる。
その上で、れいか一人だけ浮世離れして爆笑する周囲にとまどい、それが作中ではボケあつかいなのに視聴者視点ではツッコミとして作用。ボケとツッコミが多重になっていて、さほど面白くないネタでも笑うことができた。
敵の出番も多くてキャラクターがいじられ続け、アクションも充実していて、娯楽作品として求められることは満たしていたと思う。
笑わせることと笑われることの違いは描かれなかったが、結果が良ければどちらでも良いというテーマと受け取ることにしようか。
稲上晃作画監督も、いつもの担当回よりさらに美麗なキャラクターを作画していたように思う。念入りなハイライト等、最も初回に忠実な作画と感じた。
その美麗作画でFUJIWARAの変身をしっかりバンクに使えるレベルで作り上げたことも素晴らしかった。イメージカットでも良いから、ちゃんと変身させてくれたら、なお面白かったのだが。
*1:たむけんが登場した回では、そもそも作中で面白くない芸人あつかいされていた。見返すと、感想であまりふれていなかったが。http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20080526/1211985107
