法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

「民主党政権下で教科書が大変なことになっている!」と安倍晋三元首相がZAKZAKで限界突破

タイトルの時点で出オチ感がひどいので、とりあえず歴史教科書の内容は安倍政権時から大きく変化はしていないことだけ書いておけば良いかな?
【安倍晋三の突破する政治】民主党政権下で教科書が大変なことになっている! - 政治・社会 - ZAKZAK

民主党鳩山由紀夫元首相、菅直人前首相の資金管理団体が、日本人拉致事件の容疑者親族が関係する政治団体に多額の政治献金をしていたことが発覚しているが、こうした同党の姿勢が教科書検定に影響しているとすれば看過できない。

なお、民主党との関連を指摘する根拠は、上記の仮定だけ。薄弱にもほどがある。

 日本政府の正式見解は「政府が発見した資料には、軍や官憲による、いわゆる強制連行を直接示す記述は見当たらない」というもので、私も首相時代に国会答弁した。中学校の教科書からは、いわゆる「従軍慰安婦」という記述は姿を消したが、今年、高校の教科書で「多数の女性を、日本軍兵士の性の相手である慰安婦として動員した」(実教出版)、「多数の女性が『慰安婦』としてかりだされた」(東京書籍)などと記載された。


 自民党文教部会で、私が「どうしてこういう記述が残ったのか?」と問いただしたところ、文科省の担当者は「『動員した』は強制性を意味しない」とか「主語は必ずしも日本政府や軍ではない」と答えた。こんな詭弁を平気でいう文科省にはあきれてものが言えない。

山川出版の日本史教科書では「日朝間では日本人拉致問題が障害となって政治的交渉は頓挫している」との記載がある。これは完全に、北朝鮮朝鮮総連の主張と一致している。拉致事件が許しがたい犯罪であり、主権・人権侵害であることが、まったく触れられていない。文科省の検定意見が付かなかったことが信じられない思いだ。

最低でも、前者の歴史にも後者の人権意識を適用するくらいの一貫性は持つべきだろう。


こういうアベ顔ダブルピースな自慰コラムを一国の元首相がタブロイドサイトに連載している現状こそが、一国民としては信じられない思いだ。