法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『TIGER & BUNNY』#06 Fire is a good servant but a bad master.(火は従順なしもべだが、悪しき主人でもある)

須永司コンテ、徳田夢之介作画監督で、低調になりつつあった映像に力が戻った。予告に登場していた巨大ロボット兵器は手描き作画も用いられ、まだ3DCGが苦手なキャラクター作画との違和感をなくし、破損描写も楽しいもの。
登場するヒーローの数は3人におさえ、個々に異なる考えで動いて情報を受け渡しながら事件の真相へ近づき、全てが最終決戦の場へ集約されていく。以前の回で起きた出来事が事件の真相にあり、主人公の過去に繋がる巨悪の存在が示唆された瞬間、新キャラクターの登場で次回へ引き。シンプルな設定だけで視聴側の興味を引き続け、必要充分な描写ですませる。娯楽作品としては完璧に近い。