ピーター・ジャクソンが監督および脚本、ロバート・ゼメキスが製作のコメディホラー。
びっくりするぐらい亡霊達や昇天の合成は薄っぺらいが、さすがに意図的だろうと思う。青白い半透明の役者が合成される映像は、過去の幽霊ホラーのパロディとしか思えない。フードをかぶって人を襲う亡霊は、ちゃんと自然な特撮にしあがっている。
しかし屋敷の壁内を霊がうごめく特撮までパロディとは思えないし、最後に登場する地獄のCGも完成度が低い。ゴア描写も中途半端かな。
B級ホラー映画としては上々だし、終盤の病院における殺戮劇は素晴らしい出来だが、後の作品と比べるとあくまでハリウッドデビューでの手ならしといったところ。
