法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

もし映画内の話であっても、朝日新聞が批判されるのは当然

勘違いしてはならない、Apeman氏が逸話を引いて批判したわけではない。あくまでApeman氏は、自発的に逸話を引いて賞賛した朝日新聞に対して批判している。
これはひどい - apesnotmonkeysの日記
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それにしても、現代の新聞で、西部劇における「インディアン撃退」を留保せず賞賛して誰からも批判されないと思う人は、そう多くないと考えていたのだが。どうやら、そうでもないらしい。
もっとも、「インディアン撃退」には解説が必要だが、「セクハラ描写」には解説が不要と読み取れば、それはそれで深刻な差違があると考えることもできるかな。


あまりエントリタイトルと関係ない話を、あまり考えをまとめないまま、つらつらと。
むしろ大新聞よりサブカル雑誌の方が、しっかり現在の視点ではセクハラということを言及しそうな気がする。
大新聞は、対外的にセクハラを肯定してはならないと一応は考えているからこそ、セクハラをセクハラでないかのように偽装して紹介し、逆に批判される羽目になったのではないか。
また、作中描写を肯定せずに役者を肯定する方法だってある。たとえば、助平爺というキャラクターを権威になった後でも演じてみせた、という切り口で賞賛することもできる。権威として死んだ故人を悼む際に、下品だったり非道だったりを演じた逸話として紹介できないこと自体、別の問題かもしれない。