本当はガードゲームが好きなのに事務所の意向で嫌いといわされたアイドル。それに対して、あやふやな根拠からアイドルも俺と同じようにカードゲームが好きと信じ、嘘をついてはいけないと説教する主人公。
ここでアイドルをカードゲーム場に誘導するため、道路が工事中と騙した主人公達はどうなのか、とも思ったが……野菜ジュースを息子に飲ませるため嘘をついた母親が肯定されているのだから、方便としての嘘はいいというわけか、なるほど。アイドルの嘘は自分についた、自分も苦しめている嘘だから駄目だ、と……
カードゲームで場を作るまで19ターンも飛ばすという、あいかわらず凄い構成だが、漫然と見ているなりにルールがわかってきたので楽しめるようになった。
しかしバシンが正面突破でひねりが少ないことに対し、ストライカーは負けるなりに戦術を組みたてていくから、カードゲームアニメとしては後者の方が主人公に向いているように思えてきた。バシンはカードの引き、つまり運でしか勝っていないように見える一方、ストライカーは考えて戦っているから負けつつも努力がうかがえ、しかもそれを上回る敵の強さが印象づけられる。
