法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

よほど加害者によほど近いという指摘がこたえたらしい

思うところは色々あるが、結局は相手がボケたからツッコミを入れる、というだけの話かもしれない。
先方がまとめを書いていたので、言及されていない部分を説明しておく。
http://www.tikuwa.com/index2.html*1

ちくわ、へっぽこ知識で橋下をへっぽこ擁護。ただし、扇動行為そのものは厳しく批判。

くり返しになるが、情報の紹介は扇動にならないといった橋下徹弁護士主張は、一審判決でしりぞけられている。
問題は、扇動擁護を自覚しているか否かではなく、裁判において加害行為と認められていることを擁護したか否かだ。橋下弁護士の加害行為を擁護したくなければ、情報の流布も批判しなければならないのだ。
個人的な主観で情報紹介は扇動にあたらないと主張するのは自由だし、ちくわ氏が根拠をあげられるならばなお良いが、裁判で加害行為と認められた現実が変わるわけではない。
あくまで一審判決であり、控訴後にくつがえる可能性が皆無とはいわないが、その点は最初から注釈している。

法華氏、ちくわのへっぽこ知識に日記する。
(本人曰く、自分が書いたテキストは批評でも批判でもないとの事なので。意味不明)

ちくわ氏への言及は、批判や事実誤認の指摘と称してきた*2。もちろん、当該の日記を批評と称したことはないといったことがあっても、批判ではないと主張したことはない。以下も同様。
また、正確には批評ではないと主張したわけではなく、引用批判で批評は成り立たないかのような主張をされたので、批評と称したつもりはないので該当する表現を指摘してほしいという形で返答した。ちくわ氏は自論の根拠をあげる機会も一応与えられたのに、「逆ギレ」だと感じたらしい。結局、ちくわ氏はここでも根拠をあげた主張ができなかったのだ。

ちくわ、批判返しと称して罵倒三昧。釣り三昧。

法華氏、再度ちくわに日記する(意味不明)。
何故か釣りに異常な執着心を見せる。

ちくわ、超致命的でオマエバカじゃねーの死ねよレベルの間違いに気付いて謝罪する。
「でもオレ、橋下好きなんだ! 応援するんだ!」って態度は崩さず。

法華氏「(橋下を応援するって事は橋下の扇動行為も容認するって事でありそれはつまり加害者に近いから)ボク的にはちくわの考え方は許せないんだな啓蒙してやる!」
(『( )』内は彼の脳内妄想ゆえ、後述するキチガイ発言が起きるまで、その主張は彼の脳内でのみ構成されており、表には出ていない)

いや、「罵倒三昧。釣り三昧」だったと自覚しながら、それを相手から批判されて「異常な執着心」と呼ぶ態度はすごいな。だいたい「罵倒」ならともかく、「釣り」なら相手が反応して当然だし、むしろ相手が反応することを望んで「釣り」をするものだろう。相手が「許せない」という態度を取ったことについても*3、自分の態度によるものと思わないのはなぜなのだろうか。
また、何をどこまで謝罪したのかも不明瞭。ちくわ氏によるまとめでさえ、「超致命的」な間違いしか謝罪していないように読める。ちくわ氏がいくつかの発言を撤回や謝罪した例は確かにあったが、それも散発的にであり、罵倒や釣りを行われながらでは素直に受け取ることが難しい。
そもそも「でもオレ、橋下好きなんだ! 応援するんだ!」と認めるのであれば、加害者が好きで応援していると解釈されて当然だろう。直接的な関係がない大阪府知事選等で応援するならまだしも、懲戒請求騒動で明白に橋下弁護士を応援しているのだから。弁護士のように社会から求められている仕事をしたわけでもなく、自由意志で応援を表明した上、被害者である弁護団を罵倒してすらいる。なぜ、現時点で加害者を応援しているのだということさえ認められないのだろうか。

ちくわ、法華氏が何を糾弾しようとしているのか、さっぱり意味が判らないので、とりあえず放置する。キモいし。

法華氏、橋下VS弁護団の一審判決の結果を受け、ちくわへの日記行為(意味不明)を再開。

ちくわ氏はサイト注釈文でリンクを続けており、リンクを張らない言及も行っていた*4
また、私が懲戒請求扇動裁判一審判決を受け、ちくわ氏へ言及した同時期、以下のような文章を書いていた*5
http://www.tikuwa.com/sc/2008/10.html

>妄言弁護団側が勝訴って何だかなぁ…橋本もメディア通じて煽ったと取られるのはしゃーないかもだけど、まるであの馬鹿妄想弁護が認められたみたいでこーモニョモニョ。


 この件に関してはぶっちゃけ、某氏のように、妄想弁護団の擁護者曰く“どんな凶悪犯であれ、弁護する限りはその減刑に努めるのが仕事だから”っつーんだけど、それを理解した上で尚、目的のために手段を選ばないその言動そのものが批判されているんだって全く気付いてない一部の自称有識者が一番怖いと思うんよね、むしろ。
 そういう人に限って“法律は感情で動かない”みたいな事を云うんだけど、そもそも“情状酌量の余地って感情じゃん”って話にすら気付いてないのが何つーか凄くダブルスタンダード的で、あの弁護団みたいに目的と手段を履き違えた連中の擁護者としては、まあ相応しいキチガイっぷりだなとは思うんだけれども。

「某氏」が私を特定しているわけではないという主張は、形式的には成り立つかもしれない。しかし弁護団の「擁護者」を一まとめに扱っている時点で、それも空しいだろう。
なお、少なくとも一審判決は、明らかに光市母子殺害事件における弁護団の方針を認めている内容。くり返しになるが、メディアを通じて扇動したことのみをもって橋下弁護士が敗訴したわけではない。様々な争点で、ことごとくといっていいほど橋下弁護士の主張や解釈はしりぞけられている。
そして、あくまで私はちくわ氏の記述に批判すべき点があったことをもって批判的な言及をした*6。たとえば、懲戒請求数と人数に差違があることを気づかなかった点は、ちくわ氏自身も後に受け入れている。何を糾弾しようとしているのか、ある程度は判っていたはずだ。
そして私は相手のサイトにコメントしたわけではなく、あくまでネット上の日記で批判しただけ……荒らしや迷惑になるわけがなく、まさに表現の自由で認められているはずのことしかしていない。


以降、重複するので省略し、私なりに主張をまとめておく。
ちくわ氏が扇動擁護していることの根拠は「流布」を擁護したから*7懲戒請求扇動裁判において、橋下弁護士へ頑張れと応援したことは加害者を擁護していることの根拠として出した*8。それぞれ個別に立てた理屈であり、応援と扇動を直接結びつけているわけではない。
また、橋下弁護士の主張がことごとく失当であることは、けして私個人の解釈ではなく、多くの法曹家および一審判決文で書かれていることを率直に読んだ結果だ。
最後に、加害行為を擁護しているといわれたくなければ、一審判決文を読みこんで橋下弁護士の主張でしりぞけられていない部分だけ賛同すればいい。あるいは、専門家の解釈を超えるだけの手間をかけて、客観的に橋下弁護士が正しいと主張できるだけの理屈を組み立てればいい。いったん裁判所で判決がくだった以上、橋下弁護士を加害者と呼ぶ主張を、主観でしりぞけることはできない。

*1:成年向けイラストサイト注意。2008年11月9日の日記。はてなの仕様関係上、文字色やセンタリングを引用時変更。

*2:http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20080501/1209680167は、全体では個人を対象とした批判ではなく、暫定的な文章であった。最初の言及に限るなら、事実誤認の指摘が最も正確だろうと思っている。

*3:もちろん「許せないんだな啓蒙してやる!」という発言をしたつもりはない。

*4:http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20080714/1216076617で取り上げた他にもあるかもしれない。

*5:http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20081003/1223009875と日付は同じ10月3日。ちくわ氏が私へ正式に返答した10月6日の記述から見ると、私が言及されたことを知る前に10月3日の文章を書いたことは間違いないと思う。

*6:http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20081003/1223009875

*7:2007年11月7日の記述に見られる「親族」を用いた比喩は、全く意味がない。法廷において重要な、擁護内容が全く書かれていないからだ。この裁判において、扇動を批判しつつ流布を擁護するという態度は、あえて比喩で返すなら、窃盗を批判しつつ万引きを擁護するようなもの。

*8:http://www.tikuwa.com/sc/2007/09.htmlの9月5日。加害者としての罪をつぐなうことを頑張れといったような、橋下弁護士の行為が誤っていることを認識した上でと感じられる記述ではない。