法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『NHKアーカイブス』-赤塚不二夫の世界-

赤塚不二夫追悼特集として、NHKの様々な過去番組を集めて編集。ブリッジとして赤塚氏と関係の深い二人、山本晋也監督と漫画家の古谷三敏*1をゲストに。
ゲスト二人して、赤塚氏自身ではなく飼い猫の菊千代を追悼する序盤のひねくれぶりが、いかにも赤塚関係者らしいサービス。
赤塚氏と山本監督とのつきあいを、かつて古谷氏は好ましく思っていなかったという証言も面白い。理由は赤塚氏に漫画家でいてほしかったためであり、そのため昔の山本監督と古谷氏は犬猿の仲だったそうだ。


そして番組後半、1997年の『スタジオパークからこんにちは』において、元気な赤塚氏の姿が見られる。
時に泣きまね、時に下ネタ、そうして漫画家「赤塚不二夫」を演じながら最後に素の赤塚氏が顔をのぞかせる。それをふくめて演技なのかもしれないが、娘の手紙を読んで泣く赤塚氏の珍しい姿には、ココロに来るものがあった。


そうそう、この番組によれば、語尾に「ココロ」とつける中国系の常連客を酒場で見かけ、それが「ココロのボス」になったというココロ。
前にコメント欄で出てきた謎*2が解けて良かったのココロ!