法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

光市母子殺害事件の検察側主張について

弁護人は検察主張に法医学的な疑問符をつけていると*1、ようやく広まってきたと思っていたら、「どうせ死刑だから手を抜いたんだ」と検察を擁護する意見をネットで見かけた。……擁護になってない。
その意見を出した男は、当然のように痴漢犯罪に対して冤罪問題を強く訴えていたこともつけくわえておく。


被告は考えられる限りの悪意を持って罪を犯したと本村氏は考えていて、悪意を認めた謝罪させ*2、死んでほしいらしいことは以前の報道からわかっている。
個人的に知りたいのは、初期の検察側主張に疑問符がついて法医学的に争い直している現状について、本村氏が何を思っているか。前回等で弁護側が法医学的に反論した時、元々の鑑定と矛盾しているかのような主張を検察がしていたことを知らず、最初の鑑定人を信じていると本村氏は会見していた。真実に少しでも近づこうとしているのだと、今は理解してくれているだろうか。


一般人である本村氏がよく知らないのはしかたないが、粗雑な裁判をしてきた検察は*3個人的にかなり文句がある。どう考えても裁判を長引かせている最大の原因だろう。

*1:もちろん原則的に裁判の過程で検察側から反論されるし、何が正しいかは裁判所が決める。

*2:現在の被告からなされた謝罪は受け入れていない。弁護人が変わった後に出された謝罪の手紙は拒否したという報道もあった。

*3:有罪無罪すら無関係に。