法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『血界戦線』#09 Zの一番長い日(後編)

前回に倒したのは、敵自身が捨てた肉体の一部にすぎなかった。そこで敵本体との戦いを前にして、都市へ飛行機が突入してくる。
それに搭乗していた者こそザップの兄弟弟子、もうひとりの「Z」だった……


前半は、いかにもボンズ制作らしい濃密な作画。前回につづいて中村豊が原画に入り、小平佳幸や吉田徹といった名前がならぶ。さらに作画監督に長谷川ひとみと連名で佐藤千春が参加していた。
突入する飛行機のメカ作画、メタモルフォーゼする敵、前回以上の都市崩落といった作画の力。都市にはりめぐらされた金の帯、鉄骨むきだしのビル内部、高空にカメラを置いた美術の力。アニメーションの楽しみがここにある。
たがいを認める「Z」の関係もいいし、新たなZのキャラクターが作品において特異なのもいい。


後半は、一転してブラックとホワイトの回想が描かれる。観念的な台詞で断片的に語られるのは、主人公の対となる家族の物語。
アニメオリジナルキャラクターらしいが、原作未読者としてはつながりに違和感がない。ほとんど釘宮理恵の一人舞台だが、あまり声優に興味をもってないなりに良いとは思った。
ただ、台詞での説明をさけるどころか、わざわざ答えを削るのは好悪わかれるかもしれない。残り3話、ひっぱるような内容を示してくれるかどうか。

リフレ政策のはずだったアベノミクスだが、だとするとリフレ政策とは何なのだろう

リフレ派の皆さんは、最近お元気でしょうか。 - シェイブテイル日記
上記エントリへのコメントは、全体として消費税批判に賛同するものだが、そこに反論するものもある。
はてなブックマーク - リフレ派の皆さんは、最近お元気でしょうか。 - シェイブテイル日記

id:koyudoon 消費増税の時期が悪かったのは同意だが、ブコメ含め税制面からの考察が貧弱過ぎる。社会保障をダウンサイジング出来ない以上、消費税減税なんて夢物語。

リフレ政策とは、増税と緊縮による財政再建を至上とせず、それでも景気浮揚で充分な社会保障がおこなわれることが売りだと思っていた。
むしろ適度なインフレと消費で経済をまわすために、貯蓄されず使われる社会保障を重視することと同じ論理で、消費税もさけるべきとされると思っていた。


もちろん私の理解が間違っていて、本当のリフレでは消費税増税が重要なのかもしれない。
しかしアベノミクスを見ていると、新国立ってるというか、ザハ案ってるというか……
新国立競技場、屋根はそもそもオリンピックに必要なかった | ハフポスト
最大の売りだったコンセプトが、おそれていたとおり骨抜きになったようにしか見えないのだ。