法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

褒めている作画がダンピングの成果物という可能性の高さは考慮しておきたい

 ていねいな日常作画をほめるツイートを受けて、1980年代風デフォルメのメカニック作画で知られるアニメーターの新井淳氏が、業界への疑問を発していた。

これで仮に月8万とかの収入だとしたら
一般視聴者はどう思う?とか。
あくまで仮にだけど
今のアニメ業界の金銭対価の感覚だったら
ありえなくはないし
それ抜きに凄い凄いて評価する事は
そのブラック環境助長する事になるので
慎重にしないととても危険なんすよね。
何が凄いのか。価値は何なのか。

 つづけている下記ツイートは、実写業界のハラスメントなどにもいえることだろうし、娯楽でなくても外食産業などでも意識すべきことだとは思える。


アニメーターさんの生活が心配、
という一方でまた別に
好きなアニメを好きと語る時は
現実の話はしたくない、みたいな。
エンタメ消費にしろ何にしろ、
現実を見ないという事は危険な行為なのすよね。


 また、新井氏の最近のツイートを見ていて、『ウマ娘プリティーダービー』のTVアニメ2期を制作して成功したスタジオKAIが、赤字幅が増えているという報道も知った。
スタジオKAI、22年12月期決算は最終損失3億8100万円と赤字拡大、債務超過…『骸骨騎士様』や『シャインポスト』『風都探偵』など | gamebiz

スタジオKAIの2022年12月期(第4期)の決算は、最終損失が3億8100万円と赤字幅が拡大した。前の期の実績(2021年12月期)は、最終損失が1億0400万円だった。債務超過となっている。


そこ安い割にはクオリティ要求したり
人切ったり選んだりするのでおいら評価しないー


まあ主導権争いで上もごたごたしてたし、
発足時から赤字持ってたからなぁ
人気作作っただけじゃ厳しいんじゃないかなぁと。

 会社の内部情報は業界人とはいえ話半分で聞くとしても*1、アニメ映画全般の好調が報じられる近年において考えさせられる状況ではある。

*1:アニメ業界一般よりも社員雇用に力を入れていて、内製率の高さなどが賞賛されてもいる。