法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『逆転世界ノ電池少女』も『星合の空』と同じく想定した前半部分しか制作できなかったとのこと

2021年に1クールで放送され、良くも悪くも不評意見すらあまり見かけなかったオリジナルTVアニメ。

2019年、並行世界の軍国主義日本があらわれ、現在の日本が支配下におかれる。しかしサブカル文化をもちいて抵抗する人々もあらわれる……といった内容の作品だが、あまり話題にならずに終わった。


その安藤正臣監督が、そろそろ1年たったからと、作品についての質問をひきうけるとツイートしていた。


もう一年か…。
そろそろ時効だと思うので、観て頂いた方でもし何か質問有れば、この作品だけに限って色々答えますよ。そんな無いだろうけどw
「ホントは2クール作品で脚本まで完成してたのに、予算集らずに1クールで強行された」とか「何で『逆転世界』なの?」とかね。

「二期、可能性はありますか?(あってほしい)」という質問に「監督がこんなツイートしてる時点でお察し下さい…」と答えているので、どうやら続編の制作が絶望的だからこそツイートしたらしい。


そのようななかで、後半にどのような内容が予定されていたかも説明されていた。


ありがとうございます!

短縮と言うより前半だけしかないとう状態ですね。

サブカルを規制するのでは無く、プロパガンダに利用する「本当に厄介な敵」との対決がこの先にありました(ル○ーシュみたいな声の人w)、そしてその先に父子の直接対決も…。


因みにこの英題は「伽藍(空っぽ)なドール(偶像)たちを合体(スクランブル)し、騒ぎ轟かせる(ランブル)」の意味。

それは自分なりの「アニメ」へ愛憎と希望を込めた今作のテーマの集約でもありました。

しかし、他の原作メンバーには理解して貰えず、現在のラノベ風タイトルに落ち着きました。

正直にいって、もったいないとは思った。実際に作られたら批判したくなる内容かもしれないが、あえていまのアニメ制作側からそれを描こうとすること自体には意義が出ただろう。
大塚英志大政翼賛会のメディアミックス』等で指摘されているように、かつての軍国主義日本もプロパガンダに当時のサブカル文化を利用しており、そもそも設定からして当然の展開ともいえる。

ちなみに前半しかつくれなかった原因のひとつに「政治的な要素が反感をかう危険」もあったとのこと。


これは一概には言えませんね。

軽く挙げられるだけでも、
「昨今ロボアニメは流行らない風潮」「政治的な要素が反感をかう危険」「そもそも2クールアニメはリスクが高い」「今時SD?」「監督のネームバリューが低い」などなど。

映像化出来ただけでも奇跡的だったと思います。

アラハバーキー!