最初は米国のさまざまな新宗教の紹介。異星人との接触をネバダ州でもくろんでいるユニカルトや*1、いったん詐欺で服役しながら出所してラスベガスで大金を稼いでいる情報商材系らしき指導者など。
全体的には良くも悪くも肉体的には安全なサブカルっぽかったが、カエル毒で顔をはれあがらせながら治療と信じる人々などは痛々しかった。
いつもの空港警察は、いつものようにさまざまな麻薬の運び屋が登場したが、さすがにスーツケースそのものに素材としてコカインを混入したケースは初めて見た。液体化できる薬物をしみこませた事例などなら珍しくないのだが……
経営者が現場に潜入するアンダーカバーボスは、国際輸送会社DHLが舞台。もともとオーストラリア移民の社長フィル・クーチマンが変装し、ドキュメンタリ撮影と偽って職場を体験する。
移民の非正規労働者を正社員にしたり、全体的に良い話のようにまとめているが、たまたま出会って気に入った個人を優遇するのではなく、もっと組織そのものの改善を目指してほしい。まともなのは、肉体的負担の大きい作業員に、週二回の医師派遣をおこなう決定くらいだ。
