『ジャーヘッド』*1のサム・メンデス監督がユニバーサルスタジオで撮影し、全米で今月に公開予定という。
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メイキング映像を見ると、巨大なオープンセットを俳優が歩いて、カメラがアナログな手法で必死で追いかけている。
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ハリボテのような廃墟など、メイキングと見比べると、舞台劇のような印象もある。
しかし予告やメイキングを見ても、日中だけでなく夜間のシーンもあるので、『突撃』*2や『つぐない』*3のような現実と劇中の時間経過が一致するタイプではない。
かなり時間は早送りしているはずで、登場人物のエモーションを断ち切らないために長回しをおこなっているのではないかと予想する。
*2:前半の戦闘中の塹壕をねりあるく場面を長回しで処理している。当時のカメラの性能を考えると現在よりも驚異的な撮影だった。
*3:全体的には通常の劇映画。後半のダンケルク撤退作戦で、兵士が集合している海岸を歩いて回る場面をワンカット長回しで撮影している。戦闘シーンらしくはないが、映しだされる範囲が広くて、撮影にあわせてエキストラを移動させる大変さが見てとれる。カメラマンが耐えられるまで撮影を数回くりかえし、最も成功した回を映画に採用した。