全体的に、さまざまな短い危険映像や、いろいろな動物のサスペンスフルな瞬間をとらえたドキュメンタリーの紹介が多く、ひとつのテーマにじっくり取り組んだコーナーはなかった。
他にカナダやアメリカで起きた大規模な山火事や、台湾の突風で車載カメラ前から消える前方の車、テキサス州の竜巻でギリギリ被害をまぬがれた屋敷などを紹介。
空港税関は今回はスペインで、いつものカナダと比べて厳しかったのが印象的。国柄が反映されているのか、実際にドラッグが発見された事例を集めた編集の演出と思うべきか。
あと、前世紀の超能力捜査を今どき全肯定するように紹介したのはどうかと思った。謎の数字を読みとったところ、それは遠くの街の国道番号だったと驚く劇中人物がいるが、それもふくめて当時でも地図を入手すれば遠くからでも言及できる情報ばかり。
せいぜい、超能力捜査をきっかけにして捜査が継続したことで、たまたま身近な人間が犯人だった事件では捜査が成功したというだけでは、としか思えなかった。
最後に紹介したのが48時間以内に証拠を集めないと犯人をとりにがしてしまう確率が高まるという、オーソドックスなリアルタイム警察番組だったのも、超能力捜査への疑問を感じずにいられなかった。
