法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

ガメ・オベール氏が写真でつまらない無断転載していたことはともかく、それを擁護する愛読者がいるのがわからない……

いい話であれば事実性にこだわらなくてもいい場合がある、という価値観までは私も持っている。
しかし最初から虚構と明かしている立場と、後から虚偽と暴かれた立場とで、その誠実度が同じだとは思わない。さらに物語としての強度も異なってくるものだと考える。


先月末からid:Apeman氏への激しい非難をつづけているガメ・オベール氏と愛読者だが*1、ブログやツイッターで使っている写真のいくつかが転載されたものだとpluredro氏が指摘していた。



これに対してガメ・オベール氏が画像検索で転載しているから問題ないと説明するツイートをおこなっていたが、食べログは無断転載を禁じていると重ねて指摘された。

なお、pluredro氏は自分自身も食べログ規約違反かもしれないとツイートしているが、もちろん引用として認められる範囲だろうし、道義でも法律でも問題になるべき事例ではないだろう。
ガメ・オベール氏にしても、実際に著作権侵害として争うまでにはいたらない事例には見える。現在のインターネットではイメージ画像として第三者の画像を無断利用するまでは許容する考えも多くなっているだろう。
しかし、それでも最低限のルールとして出典は明らかにされるべきだった。特に、ガメ・オベール氏が表現者として評価されたいならば。写真以外では剽窃をおこなっていないと信頼できる根拠はどこにもない。


当初はpluredro氏に反論していたガメ・オベール氏だが、やがてツイッターアカウントに鍵をかけ、承認されたアカウントでしかツイートを見ることができなくなっている。
それはいいとして、少し驚いたのが少なくない愛読者のふるまいだ。無断転載を指摘したpluredro氏に対して批判をおこない、ガメ・オベール氏の無断転載は問題ないかのように主張している。

Exif情報を調べることが個人情報をあばく道義的な問題に重なるという批判はわからなくもない。しかしガメ・オベール氏は以前にも出典について虚偽を書いたことが指摘されていた人物だ。出典への疑念をいだかれてもしかたのない立場だろう。
インターネットでプロフィールを偽るためや注目されるために無断転載をおこなう問題も珍しくない。その調査に特化したリアリティ番組まで存在するほどだ*2

そして実際にその写真の無断転載が指摘されたとなると、それは完全にガメ・オベール氏の問題だろう。その検証においてpluredro氏が違法であったり道義にもとる手段を用いたわけでもない。


また、pluredro氏が在豪日本人ということで、オーストラリア関係から手を回そうとする動きまであるようだ。

社会から排除しようとガメ・オベール氏が動いていたツイートを、kyOlDJCl3gDMZhm氏がいくつかスクリーンショットで保存していた。


ホロコースト否定論者や南京事件否定論者の主張がApeman氏を批判できる根拠と愛読者が考えていた時も驚いたが*3、このpluredro氏に対する攻撃はさらに一線を超えている。