日本軍慰安所制度は日韓間だけの問題という虚偽が、またしても破綻を明らかにした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171211/k10011254951000.html
このNHK記事では、アジア女性基金を拒否した動きが韓国だけではなかったことも指摘している。
フィリピンでは、1990年代に旧日本軍の慰安婦だったという女性たちが名乗り出て、村山内閣当時の1995年に発足した「アジア女性基金」から「償い金」の支給などが実施されましたが、これを拒否して日本政府に「公式な謝罪と賠償」を求める人たちもいます。
日本軍が被害を与えたことを日本政府が公的にも認めているのに、なぜか日本大使館は「懸念」を伝えたという。
フィリピンで慰安婦問題を表す女性の像が設置されたのは初めてで、マニラにある日本大使館は、フィリピン政府に対して設置までの詳しいいきさつなどを確認するとともに、両国関係に及ぼす影響への懸念を伝えました。
そして、はてなブックマークを見ていると、日本大使館以上に意味不明なコメントがあった。
はてなブックマーク - フィリピンに慰安婦像 日本大使館が懸念表明 | NHKニュース
id:zions 歴史を語り継げって偉そうに言う割に、日本人の慰安婦は視界にすら入れないのは何故?本当に歴史の問題なの?
「歴史を語り継げ」という文言へ反発していることから、下記コメントへの反応だろうか。
id:Kitajgorodskij 歴史を語り継げ。もっと作れ作れ。
しかし、どう読んでもKitajgorodskij氏のコメントから「日本人の慰安婦は視界にすら入れない」という解釈はできない。記憶の対象を制限するような文言はどこにもない。
「もっと作れ作れ」という言葉からは、むしろ日本人の慰安婦を記念することも推奨されていると読める。事実として、日本国内で建てられた数少ない記念碑のひとつは、日本内地が出身の慰安婦もいたことが明記されている。
宮古島上野野原の日本軍「慰安婦」祈念碑 - YouTube
なぜzions氏は日本出身者が除外されていると解釈したのだろうか。自国の被害者を日本が忘却していることは、日本の加害を忘却させる理由にならないのだが。