響カイトのライブツアーが終わろうとしている。咲良うたは響と再会し、以前に咲良が消えてプリキュアが居たことを不思議がられるもごまかす。そして響がなぜはなみちタウンをツアーの最終日に選んだのかを咲良は教えられる。それはかつての親友を意識してのことだった。だが咲良は、その親友が敵幹部ジョギであることを教えられない……
山田由香脚本にボンズ出身のアニメーター横屋健太コンテ、今千秋シリーズディレクターの演出に、この放送枠でかつてエースだった稲上晃と美馬健二と藤原未来夫の共同作画監督という、新旧のスタッフが入りまじるスタッフ構成。
今回はパースを強調したカットが多い。ただアクション作画が良いだけではない。はげしい戦闘のなかで歌をとどけようとするギャップを強調したり、メインプリキュアより激しいゲストの戦いを見せるためにも作画の良さが活かされている。
この作品の歌で戦う設定は、歌で敵の共感をさそうマクロスとも、歌でふるいたち戦うシンフォギアとも違っていて、あまり歌の位置づけがはっきりしないのだが、今回のように生身で怪物を前にして歌いつづける情景は悪くなかったかな、とは思う。
ガールズアクションアニメで大人の男がドラマとアクションの両方を持っていったのは作品のコンセプトを壊さないかなとは思ったが、力ある少女たちがはげしく戦う横で無力な男が歌うカットはガールズアクションアニメだからこそ可能な絵面だ。
その意味では今回は歌うだけにしてプリキュアに変身まではしなくても良かったかもしれない。一応、第39話*1のボーイズプリキュアが前振りになっているとは思えるが。