法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『マツコの知らない世界』Google マップの世界/ゾンビビジネスの世界

ゾンビテーマに興味があったので、初めて番組を視聴した。なので普段の番組の雰囲気はまったくわからず。
アーカイブ|TBSテレビ:マツコの知らない世界


まず面白そうだと期待した「ゾンビビジネス」だが、マツコの興味が薄い上に、説明する女性がひとりで勝手にもりあがり、その温度差が番組演出にしても寒々しかった。
メイドカフェを経営しながら、私財を投じたゾンビイベントを定期的に開いている女性だが*1、ゾンビをキャラクターとして愛玩していて、番組内では恐怖や嫌悪や同情の対象にはしない。マツコにも指摘されていたし、あまり私もゾンビ映画を多く見ているわけではないが、映画史におけるゾンビや各作品の説明には違和感があった。とりあえず『バイオハザード』をゾンビの第二次ブームに位置づけるなら、映画よりも原作を初めとしたゲーム業界でのゾンビを重視するべきでは。
ゾンビグッズについては全く知らないので物珍しくは感じたが、私個人の興味関心からずれていて、期待とは違っていた。


一方、番組前半の「Google マップ」は楽しかった。マツコ自身がもともと地図鑑賞を趣味にしていて、googleマップの見どころも独自に語りつづけるのだが、相手が元専門学校の講師だけあって脱線してもかけあいを止めず、しっかり本題に戻していく。
もちろんマツコも暴走しているようでいて、タレントらしくスタジオや視聴者との温度差をコントロールしている。だから密度の濃いかけあいがつづいて、よどみなく番組が進行していく。
googleマップの機能で知らなかったものは音声認識くらいだが、3Dやストリートビューで見どころとなる場所の紹介は知らなかったので*2、素直に楽しかった。

*1:ブログの番組紹介エントリにまとめている。マツコの知らないゾンビの世界 : 総メイド長日記

*2:凱旋門プリキュア映画の疑似聖地巡礼で見たことがあるだけ。