当時の悪評と監督の反省は記憶しているが、それでも残念でしかたなかった。
最初につくられた作画の荒々しさは、他者の内面に沈みこむ物語の閉塞感と、痛々しいトラウマ語りに完璧な調和を見せていた。
『鉄腕バーディーDECODE:02』第7話 WE WILL MEET AGAIN - 法華狼の日記
この第7話は映像ソフトとして購入しているが、修正版しか収録されていない。記録媒体として余裕があるDVDなら、大幅な修正がおこなわれた時は、記録のために初出も収録してほしいところだ。まったくの未完成で上映された映画『ガンドレス』が、修正版ソフトに上映版も収録したように。
制作者としては隠滅したい心情があるのかもしれないが、やはり視聴者としては最初に受けた衝撃が基本となるものだ。
