法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『血界戦線』#08 Zの一番長い日(前編)

「血脈門」をとおってきた、異界の住人らしきふたり。どちらも半身が欠損した姿ながら、激しい戦いをくりひろげる。その強さは、ライブラが総力をあげないと立ち向かえないほど。
しかし敵ではないと判明した一方を見て、ザップは悲鳴をあげる……


前回につづいてザップの愚かさが描かれる。女の部屋にころがりこんで自堕落な毎日をおくり、ファーストフードの店員にストーカーまがいの態度をとる。
そんなザップに師匠が修業をつけてくれるわけだが、それを桁違いの愚かさで切りぬけてしまう。第1話をなぞるように中村豊作画で描かれるザップだが、それゆえ不格好な言動と醜さが強調される。物語としてはベタベタだが、演出の遊びと作画の楽しみが支えている。作画アニメのひとつの理想か。
あと、そんなザップのクズっぷりを理解しているがゆえに、ライブラに残留させる策をめぐらせられたのがチェインというのが、ふたりの関係があらわれていて良いね。