1873年の1月1日に太陰暦から太陽暦に改暦された。その時代に2015年1月のカレンダーをもちこんでしまったタイムスクープハンターが、失敗を修正しようと右往左往する。
1月1日22時に放映された50分SPを、1月2日の再放送を録画して視聴した。
現在より過去の時代を描くことが基本の作品で2015年の福袋行列を映したり、目覚めたタイムスクープハンターと視聴時刻が一致したりは面白いが、リアルタイム視聴ではないので充分には味わえない。
ストーリーそのものも良くない。もちこんでしまったカレンダーの曜日がずれていることに作中人物がツッコミを入れなかったり、解決が代金回収に走りまわる女主人頼みだったり、全体として話運びに強引さを感じた。
時空改変の原因になりかねないカレンダーも、せいぜいデザインが大正時代以降のものというだけで、2015年ならではの情報が問題になるわけではない。たとえば改暦が発表される直前に現代の太陽暦をもちこんでしまうとか、太陽暦と太陰暦の違いをもっと情報サスペンスにつなげることもできたのではないかと、惜しく感じてしまった。