法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『SHIROBAKO』第5話の登場人物の元ネタ

ふと思いついて、記録しておく。
http://gyao.yahoo.co.jp/p/00871/v12220/
まず有名なところとして、『超飛空要艦マジダス』での尾を引くミサイル描写が「北野サーカス」として知られるアニメーター「北野三郎」。


これは髪型や経歴などから、『超時空要塞マクロス』の「板野サーカス」で知られる板野一郎監督そのままだ。姿形も明らかにモデルにしている。
第3回:板野 一郎 氏(演出家/アニメーター) | 3DCG の夜明け 〜日本のフル CG アニメの未来を探る〜 | AREA JAPAN


日本におけるフル3DCGアニメーション制作への理解と振興を目指す本連載。今回はTVアニメシリーズ『超時空要塞マクロス』(1982〜1983年)や、特撮映画『ULTRAMAN』(2004年)などにおけるアクロバチックな戦闘シーン、通称「板野サーカス」で知られる板野一郎氏にご登場いただく。

手描き作画の魅力を展開したアニメーターのひとりでありながら、現在は3DCGアニメーターの育成に力をそそいでいることも同じだ。

作画のうまい人たちのなかには、3DCG の嫌いな人が結構いますからね。でもジャパニメーションのレンズ効果や、空間と時間軸のデフォルメを伝えられる人間が指導すれば、3DCGはもっと信頼されるようになる。それを証明したくて、一連の『ウルトラマン』シリーズでは円谷プロダクションのCG班と合成班をイチから鍛えていきましたね。

こうして育てたスタッフは、映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』等に参加しているという。


もうひとつ、スタッフのためにと、まかないでカレーや唐揚げをつくっている社長「丸川正人」。


水島努監督の『ガールズ&パンツァー』を制作したアクタスの丸山俊平社長*1という説もある。
しかし風貌からすれば、かつてマッドハウス社長であり、現在はMAPPAをたちあげた丸山正雄代表のことだろう。やはり姿形が似顔絵といっていいレベルで似ている。
WEBアニメスタイル_TOPICS


▲左から出崎統監督、丸山正雄プロデューサー、ヒロイン044役の朴■美(■=王へんに路)

まかないをスタッフのためにつくるエピソードもフィクションではない。映画『パーフェクトブルー』の制作を記録した今敏監督の文章に、そっくりなくだりがあるのだ。
その18●戦火の狭間 - KON'S TONE

本格的な修羅場を迎えた頃はマッドハウス社長・丸山氏手製の夜食というのも出してもらったものだ。朝方まで仕事をしていると階下から妙に良い香りが してきた、と思うと満面に笑みをたたえた社長が色々な料理を持ってきてくれて、その場にいたスタッフは有り難く頂戴させてもらうわけだ。
 もっとも間が悪いのか我々が夜食から帰ってくると丸山氏がお盆を手に現れることも多く、料理に手をつけられず何とも申し訳ないこともあったのだが。
 先に記した醤油臭い「ハイブリッジ」というのもスタジオとして甚だ疑問な点も多いが、マッドハウスの丸山氏がいる2階というのもおよそアニメ会社とは思 えぬ匂いを放っていることが多い。確かにどの会社だって簡単な調理をすることくらいはあり得るかもしれないが、天ぷらまで揚げるというのも珍しいのではな いだろうか。