OPが劇場版映像を編集したものに変更。CMなども考えあわせると、今回にキュアプリンセスの想像した白馬の王子は、劇場版のキャラクターを引いたものらしい。
劇場版がほぼ完成して映像リソースに余裕ができたのか、今回は映像が全体として安定していた。マングローブの下請け回で、例によって作画監督が3人と多めだが、全体の統一はとれているし、アクションもダイナミック。
別個に原画クレジットされている板岡錦は、たぶんキュアプリンセスのイノセントフォーム作画の担当だろう。手の早さから他のアクションも担当していると思うが*1、さすがに全カットに貢献したとも考えにくい。
物語については、ナマケルダがあいかわらず正論というか共感できることばかりいいながら、かつて文化祭でビジュアル系バンドを若気のいたりでおこなったともらしたり、つくづくキャラクターが立っていると思うばかり。キュアプリンセスのコミュニケーション苦手ぶりや、キュアフォーチュンの占いなど、初期設定を思い出させる描写も多い。
あと、ゲストキャラクターの生徒会長が、きちんと目配りできる人物なのが印象的だった。高すぎるハードルを設定せず、しっかり超えたことをもって評価する。
10周年挨拶はキュアホワイト。既存プリキュアひとりずつの挨拶では最後を担当するということで、第1回のキュアブラックと対になる登板といったところか。
*1:第23話では138カットも原画を描いていたという。https://twitter.com/Itaoka1/status/494146850576818177