法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

今週のお題「こんな“ひみつ道具”がほしい!」

ほしいというか、『ドラえもん』二次創作で見てみたいネタいくつか。


「なおしヤリ」その槍を体に刺すと、後悔した出来事の直前にまで時間を巻き戻し、選択をやりなおすことができる。タイムマシンと違うところは、刺された本人しか時間が巻き戻らず、他のタイムマシンでは時間改変が観測できないこと。使い勝手は悪いが、プライバシーを守ることができる。
ただし、巻き戻せるのは最も新しく後悔した直前で、過去に後悔した出来事から自由に選ぶことができない。たとえば、槍を体に刺した痛みが予想外に大きくて、「こんな道具を使うんじゃなかった」と思うと、刺す直前に時間が巻き戻ったりする。
また、槍が刺さった状態で時間が巻き戻るので、巻き戻った場所によっては、困った事態に発展したりする。トイレの個室の中に槍が刺さった状態で入ってしまって身動きができなくなったり、危険人物や事件の被害者と勘違いされたり。
最終的な結末は、しずちゃんを不幸から救うとか、そうした本当にやりなおすべき選択肢を見定めて、自分の体に槍を何度も刺すことで痛みに耐えながら時間を巻き戻していく……といったドラマでどうだろう。


ピタゴラ製造装置」NHK教育番組に出てくるピタゴラ装置を、超巨大なスケールで実現する。
海外のCMで倉庫内いっぱいを使ったピタゴラ装置を見たことがあるが、それを普通に生活している人家や、市街地いっぱいを使って展開。自動的に小さな物を運んだり、少しなら情報伝達もできたりする。
今の『ドラえもん』アニメなら3DCGで描写するかな? いや、そういえば少し前に「流しそうめん」で似たようなアニメオリジナル描写をしていたか*1


「読書感想コピー機ライター」原稿用紙に書籍のタイトルと名前を書いて、用紙としてセットすると、自動的に筆跡や思考を真似て、読書感想文を書いてくれるコピー機
のび太のことだから自分の名前を書き間違って変な感想文ができたり、タイトルが同じでも課題図書とは全く違う本の感想を書いて大問題になったり……といった展開でどうかな。
今ではインターネットで似たようなことができる……とかいってはいけない。


「ハテナぶっくまーく」本を読んでいて「はてな?」と思ったところにはさむと、同じ本を読んでいる他人と、時空を超えて会話することができるシオリ。明らかな本だけではなく、新聞紙や電子書籍、個人的な日記に対しても使える。意見は心の声として聞こえて、相手の顔は見えず、プライバシーは守られる。
ただし、基本的にその本についての会話しかできない。また、相手は未来でも過去でもいいが、同じ本にシオリをはさまないと会話ができない。版が異なったり文庫落ちした本をとおしても会話できるが、改訂ぐあいによって意見がずれたりノイズが入ったりする。逆にいえば、同じ本を読んでいる未来人の意見を聞くことができる。
オチとしては、のび太カンニングして宿題をやろうとしたノートにシオリをはさんだが、誰の意見も聞こえない。ノートはひとりひとりの内容が違うので教科書にシオリをはさんだが、やはり聞こえない。未来社会にもシオリをはさんでカンニングする子供はいるが、教科書は数十年もたてば大幅な改訂がされるので、別の本としてあつかわれて会話できなかったのだ。しかたなく、のび太は自分で宿題をかたづけるしかなかった……といった結末でどうか。


「ハテナあいであ」思いついたアイデアをふきこむと、それが実現可能かどうか即座に答えてくれるマイク。
実現できる場合は成功するために必要な準備や選択を教えてくれて、実現できない場合はどのように選択しても無理だと答えてくれる。
どのような難問でも即座に答えてくれるのだが、人生の選択肢がせばめられる気分になって、やがて使わなくなる人が多い。