法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『獣の奏者エリン』第34話 イアルとエリン

浜名孝行監督コンテ。
同じ毒物が全く違う場所で使用される御都合主義には首をかしげたが*1、その毒物をエリンが記憶している長い伏線、エリンとイアルが徐々に心身の距離を縮めていく*2盛り上がり、解毒剤を運ぶサスペンスで充分に楽しめた。特に解毒剤運搬は細部まで知恵を働かせていて、関わるキャラクターの個性も活かされている。
短時間ながら激しいアクションもあったが作画が破綻することはなく、むしろよく支えて見所にしていた。

*1:使える毒の種類が限られていたとか、解毒剤が入手しにくい毒を選んだ結果とか、いくつか敵側の事情を補足すればいいだけなのに。これまで示唆された組織と敵の正体が異なる描写が今回あったとはいえ、敵描写ができないほどではないだろう。

*2:こう表現すると恋愛みたいだ。