同時期開始のアニメで作画が下降線をたどっている時期、この作画安定ぶりは好ましい*1。細部までテンプレートに忠実なだけといった感もあるが、少なくとも演出に必要とされるレベルは悠々クリアしている*2。
今回は努力の秀才と才能あるバカが互いに評価しあい、キャラクターを掘り下げる展開。定石ではあるが、とりあえず試して結果を見る主人公の行動が科学実験を思わせ、理科アニメらしい面白味があった。実験なのだから、失敗し試行錯誤する描写があるべきだとも思ったが*3。
あと、今回は「金元素」だから、サブタイトルの熱伝導が関わってくるかと思っていたが、単に主人公とライバルの交感以上のものがなかったのは残念。高速推進の廃熱に金の熱伝導が活かされているとか、色々と理屈をつけることは可能だったろうに。