演出は座古明史。揺れる感情を暗喩するボウリングの球選び、靴箱で隠れるようにラブとイースが言葉をかわす場面の光と影、動きにメリハリをつけたアクション*1、ナケワメーケの腕を駆け上がるプリキュア、等々の印象的な場面は多かった。
しかし、人間が隠している本音を暴くという敵の攻撃に対し、本音をぶちまけた双方が謝罪して落着する展開は、あまりに不自然。主人公の周囲だけならともかく、全ての人間がそれでわだかまりをなくすわけがないだろう。展開自体は脚本*2の責任かもしれないが、互いに謝罪する姿を延々と映す演出で不自然さが強調されてしまった。