日本が国連人権理事会で審査された件について。知る限り、最も報道記事をまとめている碧猫氏のエントリを紹介。
Gazing at the Celestial Blue 国連人権理事会の日本に対する普遍的定期検査に関する報道、いろいろ
日本政府は従来通りの答弁をくり返すばかりだったらしいが、死刑問題に関してとんでもない主張が飛び出てきたらしい。
ヤメ記者弁護士ブログのレポートで、「死刑ないし死刑確定者の処遇」の項に注目。
人権理事会日本審査を傍聴して~海渡雄一弁護士からの現地レポートその2 - 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄
やはり、なんと言っても今回のハイライトは死刑の執行停止を求める声が圧倒的に噴出したことです。日本国内で、死刑判決と死刑執行が増加していることに多くの国々が強い懸念を表明し、執行停止を求めました。
どの国家から、といったことはレポートを参照。とにかく、各国の懸念に対する日本側回答が凄い。
これに対する日本政府の答えですが、審査の最終コメントの部分で、法務省から死刑の執行を停止することは、あとで再開したときに残虐であるから執行停止をしないと答えました。
普通に意味がわからないという……
なぜ後から再開することを前提に停止するのだ。なぜ残虐な刑ではない建前の死刑が、停止後の再開では残虐になるのだ。
いくらなんでも本気とは思えなくて、苦しい言い訳と考えるべきなのだろうが、それにしても。