「手作りの雲は楽しいね」は、雲の舟に乗って空の雲にわたり、昼寝したというのび太の夢が語られた。ジャイアンとスネ夫はバカにしたが、しずちゃんは夢があると褒めて……
後期原作を2005年リニューアル以降で初アニメ化。のび太側に落ち度はなく、嘲笑したスネ夫とジャイアンが最終的にひどいめにあうところが後期原作らしい。
幼稚園児のようとバカにされた夢を現実化して楽しむ情景が、大人の視聴者から見ても実際に楽しそうに見える。あえてアトラクション色が少なく、休んでいることがポイントか。そのなかで、アニメオリジナルでしずちゃんが長大なブランコをつくって、絶叫マシンレベルの怖さにのび太とドラえもんがおびえる描写が楽しい。初期設定のおかげで原作でも時々あるジェンダー越境描写をアニメオリジナルで自然にやっている。
どら焼きが落下してしまったりとスネ夫のラジコン攻撃による被害を原作以上にして、サスペンスをもりあげつつリベンジする動機を強めたところも悪くなかった。
「お箸（はし）はのびるよ、どこまでも」は、2016年のアニメオリジナルストーリーの再放送。あらためて見ると箸がのびる時に自由に曲がっていく描写に違和感が……
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