ゲストの元客室乗務員の経験談で、カートには扉のしまりが悪いものがあり、必要であれば膝蹴りで押しこむように収納するという。航空アクシデント映画などでそういう描写があると面白いかもしれない。
「乗客が捉えた恐怖の飛行機事故」は、個人が撮影機器を所有する時代らしく、さまざまな一般人が撮影した事故を紹介。窓からもうもうと黒煙が上がったり、人々が滑走路を逃げていく小さな影が人形劇のようだったり、まとまりには欠けるが印象的な光景は確かに多かった。
「世界最北の空港」は、ロシアの観測基地ながら一般にも開放されている期間限定の空港を紹介。北極点から40kmほど離れたバルネオに、ブルドーザーと手作業で平らな滑走路をつくり、テントを設営。
寄付金をつのるための挑戦をぐだぐだとおこなうイギリスの慈善団体と、のんきに暖かいホテルで観光を楽しむ日本人たちの姿が好対照ではあったが、特に北極点に何か面白い光景があるわけではなく、映像作品としては平凡な雪原キャンプに見えた。
