魔法学校でともに補習していたメンバーが、布地の買い出しに来たフランソワをつれて、マホウ界からやってきた。
楽しくナシマホウ界をすごしているところ、前回の出来事でリンクルスマホンの重要性に気づいたスパルダが襲ってくる。
シリーズ構成の村山功脚本で、幹部自身が怪物と融合するという重要エピソードだが、補習メイトとのドラマが分離していてアクションがパッとしない。
今回はドラマとアクションを融合させやすい動機を敵側に作れているのに、それと無関係なドラマをつくろうとする判断が理解できない。ゲストキャラクターそれぞれの個性や、名も無き隣人にマホウ界の人間がまぎれこんでいる描写は良かったのだが、なぜここまでドラマとアクションを無関係なものとして提示したがるのだろうか。
青山充一人原画なのも、メインエピソードとしては画面にリッチさが不足する原因。爆発的に空をおおう黒雲を3DCGで表現したのは珍しくて目を引いたが、その内部でのアクションが凡庸。