夏休みも終わりに近づき、みらいやリコは、そろそろナシマホウ界へ帰ろうとしていた。
しかし宿題が終わっていない補習メイトが泣きついてきて、手伝うはめになる……
夏休みに再会してから成長した姿ばかり見せてきた補習メイトが、人格まで変わったわけではないことをコメディチックに示していく。
ただ、終わらせてない研究の内容は学業のレベルにあわせて上がっており、補習メイトそれぞれの夢を表現する描写にもつながった。それがリコに魔法つかいになる夢をふりかえらせ、主人公のドラマへと還元していく。
脚本は山下憲一。ふりかえってみると、リズが登場してリコの劣等感を刺激するエピソードを多く担当している*1。今回もリズの存在がリコの夢を刺激する役割。
また、第2部の新たな敵幹部らしき動きがあったが、あまり印象的なところがない。やはり今作は敵幹部の位置づけが弱点だな、と思う。
