増子美香ならぬ増子美代がプリキュアを追いかけスクープをねらう。変身少女物の約束を破って、性格や髪型から正体にかんづいたり。追いかける流れで世界設定にかかわる説明もいくつかなされ、プリキュアハンターに倒されていた各国プリキュアの現状も見せていく。
ドラマとしては、プリキュアでなくてもレポーターとして子供たちのヒーローになっていたのだという結論だが、まるで少女でないとプリキュアに変身できないというメッセージを感じてしまった。キュアフラワーやキュアセバスチャンのような前例は難しいとしても、もう少し綺麗にフォローするのは難しかったのかな。
本編作画はひさしぶりの青山充一人原画。近年は必殺技バンクなどで他のアニメーターもクレジットされることが多くなっていたが、今回は一人でもさすがの完成度。こってりしつつも頭身が低い絵柄が合っているのか、ここ最近のシリーズでベストの仕事だと感じた。それどころか今作で最も作画の安定して良かった回かもしれない。
10周年あいさつはキュアベリー。「完璧」という決め台詞があいかわらず使いにくそうだと思った。あまりアニメとしての見ばえもないし。