昨年にOVA化*1もされたマンガを、スタッフを一新してTVアニメ化。復活しつつあるGONZOがアニメーション制作を担当しているが、スタッフ陣は山内重保監督の人脈が多いようだ。
そして第1話を見た限りでは、どこを切っても山内作品以外の何物でもなかった。西位輝実キャラクターデザインも、もともと馬越嘉彦の近くで仕事をしてきただけあって絵柄が近いのだが*2、本編ではさらに印象が近づいている。いつもの山内監督コンテらしいポージングやレイアウトが強烈。前半には、アップの連続で短くカットを割るという、特徴的な山内アクション演出まであった。
物語についていうと、どの登場人物も他人と知りあうたびに否定評価から入る展開がすごかった。いわゆるツンデレを極端化したものと思えばいいのかもしれないが、過去の山内作品と全く異なる人間観は良くも悪くも衝撃的だった。
*1:http://kc.kodansha.co.jp/kimino/
*2:公式サイトでキャラクターデザインの画像が公開されている。http://www.kiminoirumachi.com/character/
