法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

ハム将棋はパズルゲームっぽいという感想と棋譜

id:zu2氏経由で知った、ブラウザ将棋ゲーム「ハム将棋」をここのところやりこんでいる。
ハム将棋
古い「金沢将棋」は持っているが最弱設定でも滅多に勝てず、かといって「こまお」に負けるほどではない私*1には、ハム将棋の平手くらいがちょうどいい。
ただ、わりとハムは強いのに、ちょっとしたところで明らかなミスをするので、そこをとがめて勝利するパターンばかりになってしまうのが難かな。わりと動きのパターンも限られているので、何度も同じ方法で攻めていると、思考の穴をついた攻略法をさぐるパズルゲームと化してしまう。


とりあえず、パズルゲーム性の証拠として、今のところ最短44手で勝利した棋譜を置いておく。先手のハムも後手の私も色々とひどい。

▲3二金△7八飛
▲3四歩△7六歩

ここまでは、まだ普通だろうか。ハムは金や銀を早くから動かすことが多い感じがする。
とりあえず飛車を動かしたりして、左に駒を集めて攻め上がると、短い手数で勝ちやすい気がする。

▲8八角成△同銀
▲8四歩△7九金
▲2二銀△7七銀
▲3三銀△8八金
▲6二銀△6六銀
▲7四歩△7五歩
▲同歩△同銀

ハムは、ほぼ確実に角を交換してくるので、それを踏み台に銀を上げていく。
ただ、それ以降は、このようにハムが動かしてくるパターンは多くない。最初に書いた感想と矛盾するようだが、滅多に出ないランダムな手を利用して、この時はうまくいった。

▲7三銀△7四歩
▲6四銀△同銀
▲同歩△7三歩成
▲5二飛△6三と
▲8二飛△5二銀

銀を交換して、飛の通り道を作る。飛がにらみをきかせているので歩が成れて、ハムの飛と王を交互に牽制して、どちらかが早々と取れそうになった。
ここまでくれば勝ったも同然、のような気がする。棋力がないので自信が持てない。

▲同金△7一飛成
▲6一銀△8二飛
▲4二金△8一竜
▲7九銀△7八金
▲8八角△同金
▲同銀成△7三角
▲6二金△同と
▲4一王△6一竜

金で銀を取ってきたので、飛成で飛車王手。
こちらの陣に銀や角を打ってきたハムが、なんだか勝利を投げ出したように感じた。使いようによっては、まだまだハムは勝負を長引かせることができたはず。一方で、見返すと私が角を取る意味は無い気がしている。


普通に指せばハムより弱く、しかし明らかなミスはせず指し手のランダム性が高い、そんなゲームが初心者の上達には向いているかもしれない。
あるいは人間の側が、今のハムを相手にする時、指し手を意識的に変えていくべきかもしれない。
パズルゲームっぽく攻略するのも面白いから、今は今で楽しいのではあるけれど。

*1:ルールを知って、初心者向けの定石本を読んだが細かな記憶はしておらず、対人戦の経験は皆無に近い。