法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

スポーツ映画ベストテン〜アニメ限定〜

2011-11-01企画に参加しようかと、アニメ縛りで……

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        /  U (●)  (●)  \   いやいや、さすがにアニメ限定では弾が少なすぎてムリ
        |      (__人__)     |  今年は参加できんだろ常識的に考えて
         \     ` ⌒´    ,/
 r、     r、/          ヘ
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |

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/  U  (●)  (●) \  数少ない作品から探しても『SLAMDANK』とか評価できない超短編だったし
|       (__人__)    | 複数回映画化された『キャプテン翼』にいたっては見た記憶すらないし
/     ∩ノ ⊃  /   『ふたりはプリキュアMaxHeart2雪空のともだち』もウィンタースポーツ映画と
(  \ / _ノ |  |     呼ぶにはさすがに迷うお・・・
.\ “  /__|  |     『紅の豚』の空戦も思いついたけど、どっちかというと決闘だし
  \ /___ / 

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     /   ─   ─  ヽ   でもせっかく思いついたのでいくつかリストアップするお
      |   (●)  (●)  |
     \   (__人__) __,/  とりあえず、鳥人レースシーンだけ素晴らしい
     /   ` ⌒´   \  『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』を思い出して
   _/((┃))______i |    同じシンエイ作品から星間レースが素晴らしい
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \  『21エモン 宇宙いけ!裸足のプリンセス』を・・・
/  /_________ヽ..  \

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/    (>)  (●) \  あれ、レース系スポーツから選ぶと意外に弾があるお
|       (__人__)    | 下手すると実写よりアニメという表現媒体にあっている感じがするくらい
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |      ためしにいけるとこまでリストアップしてみるお
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1.『茄子 アンダルシアの夏』(高坂希太郎監督、自転車ロードレース)自転車レースを題材とした傑作中編映画。ほとんどレースしか描いていないしデッドヒートな場面も少ないのに飽きない。詳しくは感想エントリ『茄子 アンダルシアの夏』 - 法華狼の日記にリンクを張っておく。
2.『21エモン 宇宙いけ!裸足のプリンセス』(本郷みつる監督、宇宙レース)「宇宙」と書いて「そら」と読む、一種の掛詞タイトル。旅費稼ぎしながら宇宙冒険し、借金を踏み倒すため宇宙レース「銀河ラリー」途中でわざと脱落しようとする主人公。しかしレースを続けながら、いつしか本気になっていく。その若者の冒険心が熱い。同じ原作者の『モジャ公』からレース展開を引用しつつ、さらに映像として映えるようにブラッシュアップされていた。
3.『あしたのジョー2』(出崎統監督、ボクシング)ひたすら破滅に向かっていくのはスポーツではないという個人的な倫理観のため1位には推せない。良い映画だけどね。
4.『ワールド・レコード』(小池健監督、短距離走オムニバス映画『ANIMATRIX』の一編。世界記録を打ち立てた主人公が仮想現実の果てを目撃しかける。他者と戦うのではなく、自己とだけ向きあう鍛練的なスポーツアニメは珍しい。
5.『劇場版 MAJOR メジャー 友情の一球』(加戸誉夫監督、少年野球)「一球」は「ウィニングショット」と読ませる。安定度の高いプログラムピクチャー。転校中に主人公が肩を故障したTVアニメのミッシングリンクを、映画として念入りに描いた。アニメーション制作はTVアニメ版のスタジオ雲雀ではなくXEBECとなり、作画の線が細く、女性キャラクターの色気が増したところが面白かった。
6.『走る男』(川尻善昭監督、近未来ドラッグレースオムニバス映画『迷宮物語』の一編。近未来的なカーレースに没頭しながら精神の限界を超えていこうとする男を、透過光が乱舞するサイケデリックな映像で表わした。川尻善昭監督の実質的な監督デビュー作であり、後に脚本を手がける『ワールド・レコード』に通じる内容でもある。
7.『AKIRA』(大友克洋監督、チキンレースやはり前半の強烈な見せ場かと思う。
8.『ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!』(米谷良知監督、ムシロボットレース)スピンアウトしたゲームキャラクター「ドラえもんズ」が活躍する短編映画。修学旅行中に卒業試験が始まり、仲良くなったロボットに乗って時間内にゴールしなければならなくなったドラえもんズの苦闘をスラップスティックに描く。良い映画だが、描かれている競争は試験の側面が強いし、オチも子供向けらしい甘さがあり、スポーツ映画としては評価が下がる。
9.『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』(芝山努監督、イカロスレース)原作者没後にSFマインドを喪失していった時期のアニメオリジナル映画であり、全体の内容に褒められるところはない。素晴らしいのは映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』から引用したと思しき「イカロスレース」だ。藤森雅也が絵コンテを手がけ、めまぐるしく舞台が変化する架空レースを魅力的に描いている。
10.『時をかける少女』(細田守監督、キャッチボール)スポーツかと今さら本気で悩んだが、作品のリズムを作る重要なパートである上、個々人の投球フォームがきちんと書き分けられキャラクターの個性に繋がっていたので。

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        /⌒   ⌒ \
       / (●)  (●) \  + うん、何とかベストテンが埋まったお
     / :::::⌒(__人__)⌒:::::ヽ    1位から3位はアニメ縛りでなくても普通にオススメ
      |     |r┬-|    |  +
.      \_   `ー'´   _,/     他には『人狼』の柔道や『海がきこえる』のテニスとか良かったけど、
      /            \     +前者は短すぎ、後者は正確には映画と呼べないので外したお
      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |        『REDLINE』はまだ見ていないので入れられない
   _(,,)    茄子       (,,)_
  /  | アンダルシアの夏 |  \
/    |_________|   \

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 /   _ノ  \ 
 |    ( ●)(●)   やはりスポーツでは長尺を支えにくいのか、オムニバス短編から選んだのも多いな
. |     (__人__)    印象的だからと一部のスポーツパートから選ぶのもどうなんだ?
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }    過去に参加したベストテン企画と比べて順位が入れ替わっているのは、
.  ヽ        }     「スポーツ」や「続編」といった企画ごとの観点を中心に選んでいると理解するが
   ヽ     ノ
                あとスポーツ映画なら『テニスの王子様』もあるだろ
   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }  ミ       『テニスの王子様』が描いているのは神話であってスポーツではないお
.  ヽ        } ミ  /\  ,☆____
   ヽ     ノ    \  \ /     \ 
   /    く  \.  /\/ ─    ─ \
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