法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『デジモンクロスウォーズ 悪のデスジェネラルと七つの王国』第41話 金賊のオレーグモンが笑う!さらばクロスハート!

前回に続いて三条陸脚本。こういうミスリードをねらったサブタイトルを好む印象がある。確かに結末でオレーグモンは笑っているし、さらばクロスハートな内容ではあったが、サブタイトルだけを見た時の印象とは正反対の展開だった。


シャウトモンが雑に修理した結果として仲間になったバリスタモンは、意図していなかったとはいえ洗脳されたようなもの。再び仲間にするため改造するならば、意図した洗脳にしか見えなくなる。
そのため不安だったが、シャウトモンがデータ状態となってダークボリューモン内部へ突入し、奥底に秘められていたバリスタモンの精神を呼び起こすという展開で、そこそこ納得できた。
しかし、ダークボリューモンの精神も全て消えたわけではないという落とし所まで行ってほしかったところ。悪い精神とはいえ殺してしまった相手と仲間になる描写を、無邪気に受け取ることは難しい。オレーグモンに対する評価と同じく、人間もデジモンも良い面と悪い面をあわせもつという視点もほしかった。