法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『探偵オペラ ミルキィホームズ』第5話 かまぼこ失踪事件

怪盗2人組が主人公達に名探偵と勘違いされたまま、物語が終わってしまう。勘違いしていないのはレギュラーの敵キャラクターであるアルセーヌ一味だけ。
正確には嘘が真になるのではなく、勘違いされていた側も勘違いすることで帳尻があうという、何も解決していないのに解決してしまう結末がこの作品らしいというか何というか……3勢力の異なる思惑がディスコミュニケーションを生みながら、きちんと話がまとまっているあたりで地味に構成力の高さが示されている。
ただ、怪盗2人組の名乗りがテンポ悪くて、ギャグの勢いがそがれていたのが残念。


丸々としたキャラクターの造型で感じたが、やはり沼田誠也作画監督として入っていた。カットごとの高低差は激しいが、隠れ家から空中に飛び出すアクションなど、良作画も少なからずあり、今回は作画アニメとしての楽しみもあった。