515事件や映像流出とは直接の関係がない部分だが。
http://d.hatena.ne.jp/sionsuzukaze/20101112/1289563575
そのような視点で見ていけば、「漢字が読めない」とか「カップラーメンの値段はいくらだ」とか、そういった「極めてクダラナイ」事柄が国会で追及されるような「政党自身の有り様」は問題であり、これに同調してワイドショー的に扱き下ろすメディアも問題であり（これは一部のブロガーやtwitterでの発言もまた同様）、何よりそのような議員を当選させ「続けている」有権者こそが最大の問題となります。
漢字が読めないことはともかく、意外とカップラーメンの値段は重要な論点という指摘がある。
カップ麺が高いなら、スパゲッティを食べればいいのに - Dr-Seton’s diary
消費者物価指数について調べれば、即席めんが指標として登場する。
平成17年基準 消費者物価指数 全国 平成20年8月分
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
他の穀類指標がスパゲティと食パンなのが面白い、うどんは外食にある、が、景気対策にせよ社会福祉政策にせよ、そもそも物価くらいは踏まえて話をしてるんだろうね？と云うことなわけ。
もちろん、知らなければいけない、という必要はない。知ってる人間を使えばいいからね。
正直に「私は食べないので知りません。知ってる者に答えさせます」と云ったって良い。
つまり文脈を押さえずに値段を知らないことだけ話題になってしまったわけ。むしろ質問した議員にとって不本意な状況だったとすらいえるかもしれない。この場合は「同調して」どころかメディアに主体的な問題がある話題ではないだろうか。むろん、515事件当時に比べても表現の自由度が増した現在、政争にする主体が政党にあるかメディアにあるかは簡単に割り切れる問題でもないだろうが。
そもそも、すでに「漢字が読めない」で麻生元首相の話題へ言及しているのだから、「政党自身の有り様」を普遍的に問いたいなら、麻生氏以外の話題と並べるべきではないかと思う。
たとえばsionsuzukaze氏もエントリ冒頭で言及している「私財を蓄えてるじゃないか（というか、そもそも鳩山氏とか金持ち過ぎて／宇宙人過ぎて市民感覚なんかわからんよね）」を、ここに持ってくるとか。対立する政党の元首相同士であり、どちらの話題も「庶民派」でなく「市民感覚」がわからなかったという共通項がある。両者とも過去の存在だから、現在の政局と関連しない普遍的な問題とわかりやすいのではないかと思う。
