成田良美脚本。育児の面倒さを誇張しつつも正面から描いた内容に、少しばかり『おジャ魔女どれみ』シリーズを思い出しす。
妖精が便秘で苦しむ物語を、「うんち」と少女達が台詞で口にしてしまうコメディ描写で終わらせず、現実味のある病気という側面も描く。
獣医志望の少女が、門前の小僧ということわざに反して、しょせん父の治療を横から見ていただけと無力さを痛感する展開が良い感じに重い。しかし冒頭で父が行っていた治療の知識が最終的に役立つわけで、全く意味がないわけではないという落とし所も成長劇として適切。
新アイテム演出もフルートっぽく描写されることで、モチーフ不明だったキュアピーチのアイテムと比べて、玩具臭さを感じなかった。