法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『コードギアス 反逆のルルーシュR2』第25話 Re;

色々と珍しい名前が原画に入り、作画はまんべんなく良かったが、突出したカットもほしかったな。


ようやく妹の自立を認識して「ギアス」という「願い」をかけたこと。二期序盤の展開を反復して落とし所にしたこと。何より、「ゼロ」という虚像の英雄を作る物語として、一期から続く一貫性を示したこと。そうした結末のつけかたは良かったと思う。
また、合理的に考えれば、シュナイゼルにギアスをかけた後、世界中の憎しみを背負わせる対象はいくらでもあり、主人公が皇帝のままでも対話はできただろう*1。そこであえて自らの死を選ばせるあたりで、主人公の青臭い性格がよく表現されていた。


正直にいって、主人公の選択については肯定半分否定半分だが、作品全体を振り返っての感想になってしまうので、また二ヶ月飛んだこともふくめて後で書くつもり。

*1:ギアスという洗脳能力に対しては作中で批判され、怖れられたのだが、最終回にギアスの意味付けを「絶対遵守」から「願い」へと変えた理屈のため誤魔化されている。だから、主人公が生存した展開でも、ギアス能力を作中で批判されなくなるするよう誤魔化せたと思う。