http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20070619/1182205521
すなふきん氏が書いた記事を見て、ああ確かに面白かったと思い出した。もともと超能力バスターランディ*1の逸話はいくつかの超常現象懐疑本に描写されていたので特に目を引く新情報はなかったが、実際に来日した姿を映像で見られたのは嬉しい。引き延ばし感が強くて内容の密度は薄かったが、たま出版の韮沢社長の暴走も楽しめ、それなりに最後まで興味は持続した。
ただ一つ、ランディに挑戦することは合理的な意味がありうると思う。透視で正答することは、統計確率的に困難であっても、絶対に不可能というわけではない。念動力や瞬間移動とは異なるのだ。
賞金100万ドルを得るには、20枚中5枚を当てなければならない。確率は1/389。当てることができれば統計学的に有意とされる数字。……だが、冷静に考えてみると1/1000よりも高い確率だ。下手すると、宝くじよりローリスクじゃないか?と思ったわけで。しかも当てたらランディを倒した男として一躍有名人なわけで。当たらなくてもオバカな人間として記録に残るわけで、超能力者として生活してなければ得と思う人もいるかもしれないわけで。
逆に考えるんだ。むしろ超能力者を自認しない人間こそ、挑戦して美味しい話だと考えるんだ。
*1:まるで思春期向けアニメのタイトルみたいだ。もっとも、やっていることは思春期の夢想を打ち砕くことな気がするが。